何週間かぶりに秋バスの状態を確かめるため、埼玉県の某所にある水路へバス釣りに行ってきました。
これがまた驚くことに魚の反応が良すぎて、子バスですが半日やって無限バイト。まじめに釣りをしていたら10匹以上は軽く釣れていたのではないかと感じるほどの高活性なコンディションに出くわしました。
本当は、秋に突入してバスが水路にどのくらい残っているのかを確かめるために釣行したのですが、残っているどころか魚の多さにびっくり仰天!
今回は、実際にフィールドがどんな状態だったのかをお伝えしつつも、秋の水路で無限バイトを味わうことができた原因などを自分なりに探ってみたいと思います。
ゲキアサ水路にまだバスが残ってた
春先から9月の減水期に入るまでの水路ゲームはみなさまもご存知の通り、本当に楽しいですよね。
あの究極に狭く浅いフィールドにおいて、どこでバスがヒットするのかを見極めながら縦にルアーを引いたりチョンチョンと点の釣りで誘ったりと、高度なキャスティングテクニックを要求されるダイナミックな釣りに魅了されるバサーさんも意外と多いのではないでしょうか。
一般的に水路ゲームのトップシーズンって、真夏のピーク時に足を運ばれる方が多い印象なのですが、今回たまたま残っている秋バスの反応を確かめるべくある水路を訪れたところ、かなりの数のバイトに出くわしたので驚きでした。
この時期になってもまだ魚が水路に残っているのですね。
私が今回訪れた水路というのは、川幅が5~7メートルくらいで水深がおおよそ50cmくらいの俗に言う小規模水路というやつです。
釣行した時期は2022年9月の20日前後で、減水がわずかながら始まった状況で水位が少し通常よりも下がっていました。これから本格的に始まるといった感じでしたね。
フィールドの概略は、ある一定の区間だけ護岸されていて水深があり釣りがしやすい環境ではあるものの、小規模河川なので全体的に水深が10cmくらいのところもあって、街中を流れる名もなき用水路のような景観。
私が選んだポイントは、まさにこの水深が若干深くなっていて護岸されている、ある一定の釣れそうなエリアでした。
ちょうど台風が通り過ぎたこともあって、天候は曇りときどき晴れ。気温は25℃前後くらいでしたかね…。
安定した水域なので水路といっても水の濁りなどはほとんど感じられず、幸いにもほぼ無風であったことも無限バイトにつながった要因といえるかもしれません。
・天候:曇りときどき晴れ
・気温:25℃前後
・水温:おおよそ20~23℃くらい
・水質:水路にしてはクリアな感じで若干の流れあり。
・風向き:無風
・フィールドコンディション:バサーさん誰もおらず、ヘラ師1名。涼しさの中にも蒸し蒸しとした湿気多湿。
夏のトップシーズンはボウズ
驚くことにこの水路、7月のトップシーズンに訪れた時は魚のアタリすらなくボウズでした。
過去にブルーギルが釣れたことはあったので、何かしらの魚からの反応があるのではないかと期待して訪れたのにも関わらず全くの「無」。
夏の全盛期だったので、河川の水量も比較的満水状態でコンディション的には良かったはずなのに、思うような収穫も出ないほどの錆びれた水路なんですよ。
実際、バスの個体数もそんなに多いほうではなく、水面に浮いて見えるのはコイばかり。
今回、このような無限バイトにつながる要素などは普段から全く想像もできないくらいの、こじんまりとしたフィールドなんです。
とりあえず2匹でやめといた
釣り場に着いて一番びっくりしたのが、やはりバイト数の多さです。
ルアーを投げるなり2投目くらいからショートバイトが始まり、最初は「ギルバイトかな?」と思っていたのですが、1匹目を釣ってみるとバスであることがわかりました。
子バスだったのですが、その後も投げるたびに連続バイトの嵐。
少しだけポイントを移動してルアーをキャストしてみても、どんどんバイトが来るので正直予想もつかなかったので驚きましたね♪
子バスなのはわかっていたのですが、管釣りよりスリリングなので意外とおもしろい。ちょっと楽しみながら2匹目をキャッチ。
あまりに子バスのバイトが多いので、正直2匹釣ったらもういいや!って感じで、あとは適当にやり過ごしていました。
ルアーやフックのサイズを思いっきり小さくして本気で釣りに集中していたら、おそらく10匹以上は軽く釣れていたのではないかという印象。
夏より秋の方が魚の反応が良いフィールドがあること自体、私にとっては新しい発見だったので、子バスバイトとはいえバスの生態を知るうえではとても勉強になりましたね。
ただバイトの数は多かったのですが、若干トップシーズンに比べて魚の食いが浅く、すっぽ抜けするシーンも多々ありました。
夏場のバスの反応って子バスなどですと、猛烈にアタックしてくるファイトシーンが多いと思うのですが、今回の釣行ではガツンッ!と来るようなアタリではなく、キスバイトといわれる口にルアーを咥えてそのままゆっくりと持っていくような、疑い深い軽いアタリ。
バイト数がめちゃくちゃ多いのにもかかわらずなかなかフッキングできないので、釣るのに意外と苦労した側面も少なからずありましたね…。
水の中がどのような状況だったのかはわかりませんが、季節の進行で魚の活性やルアーに対する反応のしかたが明らかに夏場と変わっているといった印象は大きく受けました。
とにかく水路全体、いたるところでバイトが多発していた感じでした!
ただ、夏場に比べてすっぽ抜けるシーンも多く、ルアーをついばむような浅いアタリが多かった印象です。
今回の水路で釣れたルアー
釣れたルアーを一応ご紹介しますとこんな感じ。
1匹目はレインズスワンプのジュニア、ミソッパノンカラーです。やはり定番のレインズスワンプは反応もいいしガッツリ喰ってくるという印象でした。
0.6グラムのネイルシンカーを挿したネコリグで使ったのですが、喉の奥までガッツリとフッキングしてしまい口が小さいので、エラからプライヤーを入れてフックを外すのに少々苦労しました。
この時はキャスト後、ルアーが水面に落ちた瞬間にバスが咥えていたような感じで、ラインがすでに走っていたのでバイトにすぐに気づくことができた感じです。
2匹目の時は、O.S.PのHPシャッドテールワームを使いました。
これも定番のワームですが、今回のシチュエーションのように子バスのくせに食いが悪い!って時には、サイズが2.5インチのこれでイチコロです。
カラーはスカッパノンで間違いないと思います。水面とかミドストでピロピロとテールを揺らしながら一定のスピードで巻いて来れるので、とくに特別なアクションははなくても簡単に釣れたりします。
フックに関しては、スワンプジュニアのネコリグの時はNSSフックのパーフェクション1/0、HPシャッドテール2.5インチの時はNSSフックで使ったり、ライトニングストライクのネコリグで使ったりといろいろ試していました。
結果的にどのリグでも一定の釣果は出せていたような印象で、リグによる反応の違いなどはあまり感じませんでした。
とにかく反応があり過ぎたので、テクニックはほぼゼロで釣りをしていましたね…。(笑)
レインズのスワンプは、「ミソッパノン」カラーが高反応を示すのでおすすめです。
ですがネットだと見つからないことも多いので、購入するなら釣具屋さんへ直接足を運ぶしかないかも。
秋の水路で無限バイトに至った原因
季節が秋へと進むにつれ喰いは浅かった印象ですが、それなりに魚の反応を無限に楽しめた水路でした。
真夏のトップシーズンには存在しない何かがあったからこその今回のような反応だったと思うのですが、はっきりとした原因は定かではありません。
ですが、フィールドで少々感じたことを振り返ってみると以下のような感じです。
- 台風通過後により適度な流れが発生して水の中の状態がガラッと入れ替わった
- 水温がいっきに変わり、バスの捕食に適した水温に近づいたと思われる
- 釣り人がほとんどいないため、プレッシャーはほぼ皆無
- 水路でもわりと閉鎖区域のような若干水深がある場所なので、魚が溜まっていた
- 天候が曇っていたことも幸いしたのではないかと考えられる
- 何かしらスポーニングエリアに近い場所だったため、子バスが密集していた
ざっとこんな感じでしょうか。
このような現象に当たった最大の要因といえば、やはり水温とフィッシングプレッシャーがいちばん大きく関係しているのではないかと思います。
あと日中釣りをしていて感じたのが、魚の一瞬のバイトの変化。
途中で小雨が降ってくる時間帯があったのですが、なぜか雨が降ってきた瞬間にバスのバイトが全くなくなり、うんともすんとも反応が得られなくなってしまった瞬間があったのです。
トップシーズンとかだと逆に魚の反応が良くなったりすると思うのですが、今回は全くその逆の現象に直面しました。
あれはいったい何だったのでしょうか…。いまだに疑問で秋のバス釣りの七不思議として、今後自分の心の中に大きく刻まれることになりそうです。
天候の変化で急にバスの反応がなくなってしまった時間がありました。
水深が50cmくらいしかない水路だったので、急に水面が冷やされて活性がいっきに下がってしまったのかな…?
まとめ
トップシーズンにボウズを食らったフィールドが、秋になると釣りやすくなるかも!という新しい可能性を感じたフィールドレポートでした。
今回は水路が舞台でしたが、皆さまがよく足を運ばれる行きつけの場所でも同じような無限バイトがこの時期もしかしたら得られるかもしれません!
と同時に、水路ゲームは真夏だけのものと思っていた今回のような常識をくつがえすような魚の反応が、少しでもみなさまに伝われば嬉しく思います。
秋の水路でまだ水が残っているところは今が最大のチャンスといえるかもしれません。気になるポイントが思い浮かぶかたは、減水する前にぜひ足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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今回の釣り場では、びっくりするくらい魚の反応を得られました!