初夏の陽気が漂う5月も終盤に差し掛かったころ、埼玉県の中川にバス釣りに行ってきました。
ちょうど気温も暖かくなってきたし、そろそろバスちゃんの活性も上がってきているのではないかと思い試しに様子を見に行った感じです。
前日は線状降水帯の影響で大雨が降り、フィールド的にもコンディションが最悪の状態でしたが、偶然にもラッキーフィッシュをゲットできたのでその時の様子をお伝えします。
梅雨時期は天気が優れないことも多いですが、釣行の際の参考になれば幸いです。
5月終盤の中川のコンディション
今回は、埼玉県の東部に位置する中川にエントリーしました。
なぜ中川を選んだのかというと、自分が学生時代に釣りに行ったときに過去に釣れたことがあったという単純な理由からです。
中川って結構根掛かりが多くて釣りにならないポイントも多くて今まであまり行かなかったのですが、今回は珍しく足を運んでみました。
ひと昔前はラージの生息しか確認されていませんでしたが、ここ最近はスモールもちらほら釣れるみたいで決してイージーなフィールドではありませんが、埼玉県でも名の知れたメジャーフィールドとして人気な場所です。
エントリーした時間帯はあさ6時ころだったのですが、長袖を着用していても肌寒いくらいの気温で、少し曇り気味の天候状態でした。おそらく14~15℃くらいの気温しかなかったのではないかと思います。
当日は大雨が降った次の日ということもあり、かなりの濁流で激濁りの状況。
正直、この濁流じゃ魚からルアーは発見できないし、どこにいるかわからないから釣れるわけないわ、と思いそうそうからやる気を失いましたが、せっかく中川まで来ていたのでとりあえず半信半疑でキャストしてみることにしました。
・天候:早朝は曇り、朝8時頃から快晴
・気温:早朝15℃くらい
・水温:14~15℃くらい
・水質:カフェオレ
・水位:岸すれすれまで上昇
・フィールド状況:他のアングラーさん見かけず
朝7時ころ、ゴリ巻きキャッチ!
まず最初に入ったポイントは大きな水門があり、過去に他者アングラーさんがハードルアーでバシバシ釣っているのを見かけたことのある、結構期待できそうな場所からエントリーしました。
現地について車を降り、ポイントまで歩いていくと不運にも予想通りの増水。
キャストできそうな足場もないくらいに以前来た時とはロケーションが180度異なっており、しゃれにならない落水事故を避けるためにも無理をせず、この場所で釣りをすることは今回はあきらめることにしました。
付け加えておきますと、この最初に入ったポイントというのは水門近くで日常から激流が流れているところ。
数年前になりますが、以前に来た時はキラキラ光るジグのようなルアーで、対岸に居た釣り人の方が4~5匹簡単にバシバシ釣っているのを見かけたことがある場所なんです。
わずかに期待していったのですが、残念ながら今回は増水すぎてお蔵入りとなってしまいました。
そして早朝7時間ころに移動した次のポイントが、ここは誰も今までに投げたことがないだろうという、足元に無数の千本杭(千本もないけど)が乱立しており、激流のヨレが存在しているような流れに変化がみられる場所。
下流域の方へ行くとどのようになっているのかは行ったことがないのでわかりませんが、中流域~上流域でよく見かける、中川ではごくありふれたロケーション的なポイントです。
水位の上昇はそこそこ見られましたが、残された足場のあるところに釣り座を確保し、千本杭を丹念に探っていきました。
あまりに激流すぎてハードルアーを使っても根掛かりなどのロストが危惧されたため、コンスタントに探れて面倒なリグ作成の手間も省けるジグヘッドリグをスタンバイ。
千本杭と足元までのわずかな隙間を流れのヨレに乗せてテンポよくリグをぶっこんでいくことにしました。
そして気が遠くなるような千本杭ノックを続けていくうち、あるタイミングでなぜか急に風が吹き始めてきたタイミングを肌で感じたんです。
「この時期お決まりの雨か?カッパ持ってきてないぞ…」
と内心思いつつもチャンスを感じつつぶっこみ続けました。そしてルアーがちょうど杭にかすった瞬間だったでしょうか。
ワームがボトム付近で重みを感じて動かなくなってしまったので、根掛かったか?と思ってロッドを煽ったらまさかのフッキングでした。
ラインが水面をスーッと流れと反対方向に走り明らかな生命感を感じつつ、再度ロッドを立てるとグイグイとティップが引き込まれていくのを感じます。
激流も相まってボトムに潜り込んでいくようなすごい引きを感じたので、杭に撒かれるのを警戒しつつとりあえず無我夢中でゴリ巻きファイト。
40アップいっただろ?と感じつつ、上がってきたのはナイスサイズの38センチほどのラージマウスちゃんでした。
やはり増水&風パワーはすごいですよね。
まさか中川でこんなコンディションの悪い日に釣れると思ってもいなかったので、とてもラッキーな日に当たりました!
釣ったときにワームがどこかにすっ飛んで行ってしまいました!
古利根川に行ったらゴイニーも釣れた
午前中いっぱい中川で粘りましたが朝8時以降、バスからの反応がパタリと途絶えてしまったので、おもいきって最近デカバスが釣れていると噂の古利根川へ午後から行ってみることにしました。
春日部市と越谷市のちょうど中間地点に位置する流れ込みのあるポイントにエントリーしたのですが、ロケーションはバッチシ。
ロッドを水中に突っ込んでみたところ2メートルくらいの水かさは感じましたし、周囲にヘラ台も設置されていたりして、いかにもスモールが居てもおかしくなさそうな雰囲気のポイントでした。
ちょうど水が流れ込んでいるところにワームを落としたところ、2投目くらいでひったくるようなガツンとくるヘビーなバイト。
こちらはゴリ巻きするも、上がってきたのは期待外れのゴイニーという結果に終わりました。
しかしながらゴイニーってフィッシュイーターだったのでしょうか。
ドンピシャの場所だったのでスモールかと思いましたが、残念でした。レインズスワンプにヒットしてきました。
今回、中川で釣れたルアーと魚のポジショニング
今回、偶然にもヒットしたルアーはドライブスティック3のホワイト。
いろいろなルアーを使う暇もなく釣り開始そうそうから釣れたので、絶対にこのカラーが当たったという確証はありませんが、水が濁っていたこともあり何らかの視認性に影響したのかもしれません。
リグは2.2グラムジグヘッドを装着していましたが、流れが速かったのでテキサスとか重めのフリーリグとかの方が手返しがよかったかもしれません。
激流を避けるために流れのヨレとなる足元の杭に付いていたのは明確であり、急に風が吹き始めたタイミングで魚の反応に変化が出ました。
まぁ、実際に風という要素が本当に関係したのかどうかは定かではありませんが…。
大昔に釣れた時は、水流の影響で岸際のヘビーカバーの中にルアーが流された時に喰ってきたので、そういった意味では中川のバスちゃんは足元のカバーにタイトに付いていることが多いといえるのかもしれませんね。
あとはルアーがスタックしてしまうことが多いフィールドなので、初めて中川に行かれる方は根掛かり対策も視野に入れておく必要があるかと思います。
OSPのドライブスティックは本当によく釣れておすすめなんですけど、ケイテックを愛用している方にはシャッドインパクトもおすすめです。
シルエットも似ていますし、OSPのドライブスティックよりかは価格が若干安めなので、少しでもコスパの良いものを探している方にはこちらの方が良いかもしれません。
スイングインパクトがよく釣れて有名なルアーなので、シャッドインパクトもきっと釣れるのではないかと思います。
5月の中川バス釣りまとめ
最近の中川はスモちゃんも増えてきているみたいなので、これから迎えるトップシーズンはおもしろいレコードも誕生するかもしれませんね!
今回は白系のルアーが功を奏した感じだったので、これから行かれる方はぜひホワイト系のルアーも試しに投げてみてください。
あとはスモラバ仕様でのピンポイント撃ちなんかもおもしろいと思います。
おもいきってピンク系のラバーが付いているものとか、普段あまり他のアングラーさんが投げないようなルアーを使うことでもしかしたら好釣果につながるかもしれません。
決して簡単なフィールドとはいえませんが、魚のストック量もそこそこありますしポイントによっては爆釣することもあるみたいなので、気になる方はぜひ足を運んでみてください。
今回の釣行記をまとめますと中川は・・・
・根掛かり注意!
・ホワイト系のカラーで釣れた
・きらびやかに光るジグ系のハードルアーで釣っている人を過去にみかけたことがある
・千本杭ノック(千本もないけど)重要
・ここ最近スモールが増えてきている
・決してイージーなフィールドではないが、釣れるとデカイ
・風が吹いたら釣れるかも
以上、こんな感じです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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