2022年7月、今年の夏もスモールマウスバス釣りといえば「入間川」、通称イルマ―へ行ってきました。
梅雨明けしたとはいえ、蒸し暑さが残る気温35℃前後の猛暑日の中、久しぶりにグルメ店長さんと一緒に足を運んだ今回の釣行。
サイズは出ませんでしたが何とかオデコは免れることができましたので、当日のレポートを記しておきたいと思います。
少しでも入間川のロコアングラーさんの参考になれば幸いです。
2022年7月9日の入間川の状況
当日は、例年に比べて水位が低く水が減水していたように感じました。
そのぶん、足場が確保できてキャストしやすかったのですが、水の流れもいくぶん昨年に比べて弱かったように感じます。
透明度も若干の濁りが入っている感じ。
ですが、ポイントによっては小バスの魚影が多く確認できましたし、そこらじゅうでベイトを追ってバスがボイルしている光景も目の当たりにしました。
昨今の節電状況からの影響でしょうか、どこかの水門を閉めてしまっていたのかはわかりませんが、減水したコンディション&キャンパーが少なかったことは、かえってバスアングラーに好影響を与えてくれるのでフィールドの状況的には助かりましたね…。
荒川と合流する下流域の状況はまた違っていると思いますが、少なくとも上流域においては水位とか水の透明度、行楽客の数などは釣果に直結する重要な要素なので、一歩間違えるとボウズを食らう入間川の難しさだと思うわけです…。
・天候:晴れ
・気温:約35℃前後
・水温:推定25~28℃前後
・水質:ほぼクリアウォーター
・フィールド状況:昨年の夏ごろと比較して少々減水状態。コロナ第7波時期に入りキャンパー少なめ。
前半は入間川中流域へ
今回も午前中の前半は、狭山地区からのエントリーとなりました。ちょっと遅めの時間帯の9時頃からのスタート。
笹井堰・新豊水橋周辺をランガンしましたが、暑いし全くバイトも得られずで、なかば心が折れそうになりました。
そしてイオン前の堰下もくまなくチェック。有名ポイント過ぎて魚がスレ切ってしまっているのか、あるいは活性が低いのかわかりませんが、ここでもお決まりのノーバイト。
大きなコイは見かけるものの、うんともすんとも魚からの反応は得られませんでした。
あまりに暑すぎるので、熱中症を警戒して早めにお昼休憩を取ることにし、狭山エリアは見切って次の目的地は上流域へと大きく移動することにしました。
後半の上流域はキッズが遊泳中
お昼休憩も十分に取り、上流の飯能エリアに到着してまず最初に入ったポイントが、岩盤が続く水深1mから2mくらいの、入間川にしてはわりと水深のあるディープエリア。
渓流トラウトなどで言い換えれば「トロ場」といわれる、いかにも大型の個体が着いているであろうシークレットポイント。
激浅シャロー地帯がメインの入間川にしてはいかにも珍しいポイントですが、過去に漁協さんの駆除も入ったことがある、シークレットのようで何気にシークレットではない定番ポイント…。
一抹の期待を胸にディープクランクやバイブレーション、サスペンドミノーなどでドリフトさせながらスローローリングでバイトを誘ってみましたがあえなく撃沈。
見えバスは沢山いるのに、バイトの「バ」の字も反応がありません…。
2時間くらいこのポイントで粘りましたが、全く「無」の状態が続いたので、あきらめて次のポイントへ移動することにしました。
そして20分くらい車に乗って到着したところが、チャラ瀬のような激浅シャローかと思えば急に一段深くなっているようなイメージの、水深1mくらいのカバーが絡むポイント。
とても釣れそうな雰囲気が満点なところなのですが、なんとまたしても、この時期特有の入間川名物「遊泳中のキッズ」ご来場です。
「今日も終わった…。」と瞬時に私は思いましたが、ここでなんとかグルメ店長さんがバサーとしての意地を発揮!
「くそ~こうなったらキッズたちに魚を釣って自慢しちゃおう!」
と言い始めてついに待望の1匹をゲットしてくれました(笑)。
20mくらい横で5~6人の子供たちが楽しそうに一気に泳ぎ始めた矢先でのキャッチに私は少し戸惑いましたが、入間川のスモールマウスバスに人的プレッシャーはあまり関係がないのかもしれません。
そしてそれを裏付けるように、数分後に2匹目をキャッチ。
20cmほどの豆バスながら、連続してあっけなくグルメ店長さんがいつも通りの本領を発揮しキャッチしてくれました。
この時間帯は遊泳中のキッズたちが楽しく過ごしているにもかかわらず、オイカワのような小さなベイトを追ってバスが激しく表層でボイルしていたので、それを狙ってすかさず3.5gダウンショットのHPミノーを放り込んだら同じ場所で食ってきたとのこと。
このポイントで40センチくらいのデカスモールも見かけたのですが、キッズたちの脇を縫うように悠々と泳いでいた光景には少し笑いました。
フックは細身のワームを使ってもフックポイントを隠せるナローゲイプタイプが入間川ではおすすめ。カレントでドリフトさせていると、気づいたらボトムの根にひっかかってしまうことも多いので、障害物に対するすり抜け性能の良いフックを選ぶのがポイントです。
今回釣れたキモ
2匹とも上流域で釣れましたが、1匹目はフォール中のバイト、2匹目はボトムにステイしているところでのよくあるひったくりバイトからのキャッチに至りました。
魚の活性は、夏らしく高活性な印象を受けましたので、エントリーしたポイントに恵まれた印象でした。
休日でしたので他のアングラーさんも多く来ていましたが、当日は意外と多くの人たちがキャッチできた環境だったのではないでしょうか。
高活性なわりには、ルアーをあまり激しくアクションさせ過ぎると魚が口を使わなくなったり、アタリは多いけどのらない、みたいなコンディションも少なからずありましたね。
あとは1日の時間の流れの中で急にバイトが多発し始めたり、かと思えば全くアタリがなくなったりと数十分間の謎の時合いを感じる瞬間が多々ありました。
ですので、結局のところはエントリーポイント&謎の時合いを活かしきることができたことが今回キャッチ出来た最大の要因です。
ルアーの種類によっては、フッキングまで至らない甘噛みバイトがとても多く僕は苦戦しましたね。ですが、それ以上にバイト数も多く意外と楽しめました。
お豆さんならベイトのサイズをダウンして、フックサイズも小さくすれば高確率で今の時期ならキャッチできるのではないでしょうか。
グルメ店長さんは今回の釣行で釣れたキモは何だと感じましたか?
一番の要因はモチベーションですね!入間川のバスは、キッズたちと共存しているのではないか、とさえ感じるくらい高活性でしたから。
デコれない!という危機感を持って終日釣りをしていました。
あとは、リグる時にフックのアイに最後の段階でラインの先端を通し、水中でもフックが常に上を向いている状態がキープできるように細かな点にも気を配っていました。
それがミスバイトを防ぎフックアップにつながる最大の要因だったのではないかと思います。
7月9日入間川の釣果まとめ
昨年以来、久しぶりに入間川に行ってみましたが、今年もなかなか激アツなコンディションとなってきていてとても楽しめました。
上流は飯能地区から下流は荒川と合流する上江橋の辺りまで、広範囲に渡ってバス釣りが楽しめる貴重なフィールドは、今後も私たちに感動と恩恵をもたらしてくれそうです。
時間やタイミング、多少の運もあるのでデカバスにたどり着くのは容易な事ではありませんが、なかなかバスを触れない人やこれからバス釣りを始めるって人には、キャンプやバーベキューなどもできておすすめなフィールドです。
水深が30~40cmくらいしかない激浅なロケーションがメインなので、初めて訪れた方は最初、あまりのドシャローにビックリするかもしれません。こんなロケーションでバスはどこにいるんだろうと…。
ですが近隣の越辺川や茨城県の小貝川などと比べてみても、魚のサイズさえ選ばなければ比較的イージーに釣れる環境があるとも感じますので、興味のある方は何かの機会に訪れてみてはいかがでしょうか。
ちなみにこれから迎える8月の大型連休期間などは、観光客でごった返してポイントに入ることができず釣りにならないかもしれません。
ですので、小さなお子様連れのご家族などの場合、タックルと一緒に水着も持参した方が良いかもしれませんね。
コロナ渦も第7波に突入し、再び公営の駐車場や河原などが規制されて入れなくなっているところも多々みかけました。
ご来場の際には事前にチェックしておくなど、ある程度行く場所を下調べしてから釣行されることをおすすめしたいと思います。
みなさまのビッグフィッシュ捕獲を心より祈念いたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考までに昨年の入間川の夏の釣行記はこちら。
今回は、久しぶりに訪れた入間川のこの夏の釣行記になります。