関東バサーの聖地といわれている霞ケ浦ですが、あまりにも広大過ぎるフィールドであるため、どこへ行けば釣れるのかとポイント選びに困惑される方も多いのではないでしょうか。
昨今ではただでさえ「デスみがうら」とか巷では呼ばれていて釣るのが難しいフィールドなのに、ましてや初めて足を運ばれる方にとっては、手探りでポイントを探すのは容易なことではないでしょう。
今回は、そんな霞バサーにとってのお助けアイテム「バス釣り大明解MAP 改訂版」をご紹介させていただきます。
ご存知の方も多いと思いますが使い方次第では強力な武器となる書籍ですので、興味のある方はお手に取られてみてください。
もくじ
バス釣り大明解MAPとは?
今回ご紹介するのは、「霞ケ浦」「北浦」「水郷」エリアの主要ポイントが掲載されている改訂版マップ。
要するによくドライブなどで利用する道路マップのような感じの広域版フィールドマップです。
「BASSER」誌を手掛ける釣り人社さんから発売されている書籍で、あの霞ケ浦を拠点に活躍する有名プロ「関和学」氏も編集に携わっている心強い1冊。
初版は「霞ケ浦」「北浦」のみに絞った掲載でしたが、2017年以降の第2・第3刷では新しい施設や「水郷エリア」も新たに加わってさらにバージョンアップしています。
以前から私もこのような良書があるのは知っていたのですが、少しでも霞水系でのオデコ率を下げるきっかけになればとの思いから、今回初めて意を決して購入してみました!
バス釣り大明解MAPの基本情報
書籍 | バス釣り大明解MAP 霞ケ浦 北浦改訂版 |
発行元 | 株式会社 釣り人社 |
価格 | 定価1705円(税込み) |
このMAPの特徴はこんな感じ
MAPは一見すると道路地図のような感じですが、霞ケ浦本湖をメインとしたショアラインがエリアごとに詳しく掲載されているのが大きな特徴です。
詳細を挙げればきりがないのですが、アングラーにとって最も有益となる特徴は以下の3つです。
等深線&水深がわかる
霞ケ浦の湖面に表記された等深線を見ることで大まかな地形や水深を知ることができます。
おかっぱりの場合はショアからのキャスティングがメインとなるため、1m~2m前後の水深を狙うことが多くなる霞本湖ですが、自分の立ち位置や目的の障害物の周辺の水深を知ることでルアーの選択であったり魚のシーズナルパターンを知るきっかけになります。
中には10mもの水深があるエリアも存在しますので、アルミやバスボートからのオフショアでも魚探を掛けながらの地形把握がしやすくなるメリットがあるんです。
ストラクチャーや水門の位置が確認できる
地図にはスポットごとに矢板や消波ブロック、排水樋管・ドックなどの目印が掲載されていて、ポイントの風景や地形をある程度イメージすることが可能。
等深線と比較しながら面白そうなストラクチャーを発見できれば釣果アップが期待できるかもしれませんね..。
挿絵も入っているので、どんな雰囲気の場所なのかが見てひとめでわかります。
自由にカスタマイズが可能
ページごとにインデックス用の見出し付箋などを貼りつければ、エリアごとに探しているページをすぐに開くことができます。
また、蛍光ペンでよいポイントをマーキングしておいたり、必要なページを切り取ってクリアファイルに収納して持ち運ぶなんて使い方もできるようです。
お好みで自由なカスタマイズを楽しめるのも本書の大きな特徴です。
使い方は人それぞれ
お好みに合わせてさまざまな使い方ができるMAPなのですが、私はおもに陸っぱりで以下のような感じで使っています。
出発前にMAPアプリと併用して地形をインプット
釣行前夜などにMapアプリと併用して当日のルートを細かくイメージするのに使用しています。
例えばまず最初に本書で大まかなエリアを絞ったのち、GoogleMapなどを開いてストラクチャーや水深を拡大してチェック。
湖面の色などを照らし合わせて、深度や地形を正確に把握するように努めています。
目的の場所が決まったらあとはMapアプリや地図に直接ポイントをマーキングしておけば、当日になって見落とすことがありません。
良いポイント・釣れたポイントは直接書き込んでアウトプット
魚が釣れたポイントや印象の良かったポイントは、次回の釣行につなげるために詳細にポイントを直接書き込んでおきます。
実際に行ってみてどんな雰囲気の場所だったのか、行こうと思っていたが足を運ぶことができなかったポイントなども併せて明記しておくことで情報が蓄積され、利便性が高まります。
気になるお店のマーキング
私はバス釣りに行くと、必ずといっていいほどランチタイムに美味しいお店を探してしまいます。
現地のラーメン屋さんであったり台湾料理店、定食屋さんなどグルメな情報も次回の釣行に備えて記憶しておきたいですからね♪
そんな訪れて好印象であった店舗をMAPにポイント情報としてマーキングすることも楽しいんです!
フィールドの近くにある釣具屋さんなども記録して車に積んでおけば、かなり活用範囲は広がりますよ。
バス釣り大明解MAPのメリット・デメリット
とくに使い勝手の悪さはあまり感じないですが、あえて購入するメリット・デメリットを考えるとすればこんな感じ♪
霞ケ浦初心者にとってはありがたい一冊
メリットを感じられる点としては、やはり情報量の多さから霞ケ浦で初めてバス釣りをされる方にとっては貴重なアイテムとなる点。
水門や消波ブロックなどの位置が地図上から把握できることでポイントを絞りやすく、釣り座を探す時間があらかじめ省略できるメリットが挙げられます。
各エリアの冒頭には、どんなポイントでどのような攻め方が有効なのかといったちょっとしたアドバイスも掲載されているので、自分なりの戦術を考えて霞ケ浦を釣り歩ける心強い一冊になります。
霞ケ浦水系の流入河川情報が少ない
目を通してみて気づいたことなのですが、霞ケ浦水系の流入河川に関する情報は、本湖と合流している主要ポイント以外はあまり掲載されていないんです。
釣り場での車の路駐問題とかゴミの問題とかいろいろな環境問題が取りあげられる昨今、より地域と密着しているこのような流入河川・水路では、詳細情報を載せるのが難しいのかもしれませんね…。
ですので、本湖以外での釣りがメインの方には少し不向きな書籍と感じ取れるかもしれません。
バス釣り大明解MAPまとめ
「バス釣り大明解MAP」は大手釣り具量販店さんとかに置いてあるので、釣り具の買い足しに訪れた際に書籍コーナーにふらっと立ち寄って探してみてはいかがでしょうか。
陸っぱりのみならず、レンタルボート釣りやカヤックフィッシングでもなかなか役に立つアイテムなので、気になる方はぜひ購入してみてくださいね♪
▼横利根川の釣行記はこちら
バス釣り大明解MAPがあると霞水系で意外と重宝します。