昨年に発売された大人気のゲーリーヤマモト「ヤマミミズ」ですが、皆さまはもう購入して使われていますでしょうか。
今年に入り、釣り具量販店などでも比較的手に入りやすくなってきたため、わたしも試しに購入して使ってみました。
思いのほか、かなりタフコンディションに効果を発揮するルアーであると実感しましたので、釣れた時のシチュエーションなども交えながら「ヤマミミズ」のメリットなどをお伝えします。
使用したのは3.5インチ
今回、野池のバス釣りで使ったのは3.5インチのスカッパノンカラー。
詳しいスペックなどは、ゲーリーヤマモトの公式HPに記載されているので割愛しますが、シルエットが本当にミミズそっくりで、太さに関しても太すぎず細すぎずでバスに口を使わすにはちょうど良いサイズ感。
そのまんま少しウエイト感があるゲーリーマテリアルなので、最悪ノーシンカーのフィネスリグにも十分に対応できる完成度の高さなのです。
ウエイトは、若干の誤差がありつつも約1.4グラム。触った感じ、一般的なワームよりかは少し張りがあり、表面はつるっとした感じに仕上がっています。
開発者の小森嗣彦プロによれば上から下までノンテーパーデザインで、ストローをかき混ぜるかの如く縦に動くストローシェイクアクションがスレバスに効果的なのだとか…。
一般的にはネコリグでの使用がメインになってくるかと思いますが、もちろんダウンショットワッキーやノーシンカー、ジグヘッドなど多くのリグに対応し、食い渋るタフコンディション下でも絶大な威力を発揮する、ここぞという時に役立つワームとして人気があります。
ヤマミミズの集魚力
実際にフィールドで投げてみたのは、気温が30℃を超える猛暑に見舞われた6月の後半。2g台のジグヘッドリグにヤマミミズを刺したワッキーリグで、オープンウォーターにざっくばらんにキャストしました。
夏日といっても魚の活性がそれほど高かったというわけでもなく、数時間別のルアーでキャストを繰り返していましたが、全くのノーバイト状態がしばらく続いていました。
あまりにも魚からの反応が全く得られなかったので、野池の周囲をサイトで確認しながらバスの魚影を探していると、ふっと2匹のバスが連なって静かに水面をスクールしているのを発見。
バックの中に「ヤマミミズ」を入れていたのを思いだしてすぐにワームをチェンジ。
2匹のバスの進行方向に向かって目の前にキャストすると、なぜか1匹がターンしてルアーの着水点の方に向かってス~ッと泳いでいくのが確認できました。
「もしや!?と思い少しシェイクすると、いきなりググっという重みが感じられ、フッキングすると無事にキャッチすることができました。
サイトで獲れたというほどのものではありませんが、バスが着水に気づいてヤマミミズに追い食いバイトしてくるまでの集魚力というものに、このときは改めて驚きましたね。
ほとんどバイトがないタフコンディション下でも、バスの居場所さえ間違っていなければギリギリでキャッチできるワームのポテンシャル。
改めて驚異のポテンシャルに気づかされる貴重な瞬間を目の当たりにしましたよ。
ヤマミミズのメリット・デメリット
ヤマミミズをリグるにあたり、以下のようなメリットやデメリットも存在します。参考までに記しておきますので、フィールドの状況やお好みでシチュエーション毎に使い分けてみてください。
・ゲーリーマテリアルで比重が重めなため、ノーシンカーでも使える
・くねくねアクション&コンパクトサイズなので、超フィネスな釣りに有利
・スカッパノンカラーなら、あらゆるフィールドに使えるのでおすすめ
・ジグヘッド・ネコリグ・超フィネスなジカリグ・ダウンショットワッキーなど多くのリグに対応
・濃い目のカバーでも躊躇なく攻められる(ギルバイト注意)
・細めのシルエットなので、メインのリグはネコリグが理想
・オフセットフックを使うとフックポイントが隠しづらい(ギリギリ隠すことも可能)
・繰り返しのキャストによる身切れが心配
・ロングキャストはしづらい
などなどでしょうか…。
おすすめのリグり方については、小森嗣彦プロのYouTubeチャンネルなどで詳しく紹介されていますので、興味のある方は視聴してみるとよいかと思います。
実際に私個人で使ってみた感想としては、最近でもフィールドでちょくちょく使っていますが、実に多くのバイトが量産できるワームであると感じます。
スモール・ラージ問わず、どのようなコンディションでもバイトに悩ませられる時などに最後の切り札として有効ですし、またそれに勝るとも劣らないポテンシャルを秘めたワームであることは間違いないでしょう。
とくにカバー周りで使うと思わぬ効果を発揮することがありますので、興味のある方はぜひ思いだして使ってみてくださいね。
【ヤマミミズ】インプレまとめ
今回は、ゲーリーヤマモトの「ヤマミミズ」を軽くインプレさせていただきました。
シルエットのイメージとしては、ヤマセンコーのようなスティックベイトのようでありながら、極細のストレートワームの持ち味をミックスしたようなそんな雰囲気のワーム。
私の場合は、バスの鼻先に落として中層シェイクで食ってきましたが、夏場のドシャローなどに居付いているバスなら、ボトムを感じつつのタダ巻きでもじゅうぶんリアクションなしで食ってくると思います。
追い食いで食ってくるワームはそうそうないので、カバーネコとかライトリグで貴重な1匹を狙っていきたいという方は、ぜひ1度セレクトしてみてください。
基本はマス針セッティングのネコリグ仕様がベースとなっており、オフセットフック仕様ですと甘噛みバイトでフックアップにつながらない傾向があるように感じました。
やる気のあるデカバスならほとんど問題ないと思いますが、ベースはネコとかワッキ―的な使い方が理想です。
▼野池の釣りならこちらで紹介するワームもおすすめです。
ヤマミミズは普通に釣れますね。バイトを量産する能力が他のルアーと比べて突出しているように感じます。