昨年のシーズン中に一世を風靡したエンジン社の「フォールスティック」。
私はこのルアーに出会ってからというもの、今までに幾度となく美味しい思いを体験してきました。
ピンチの時に限ってデカバスを連れてきてくれたり時には入れ食い状態が炸裂するなど、今年もその破壊力がまだまだ健在であるがゆえに、1軍ルアーとして常に懐に携えています。
今回はフォールスティックでの釣果を振り返りつつ、おすすめカラーや釣れる理由をまとめたいと思います。
もくじ
フォールスティックとは?
エンジンからリリースされているフォールスティックは、霞ケ浦ダンディこと「村川勇介」プロが精魂込めてプロデュースしたスティックベイトです。
ゲーリーの「ヤマセンコー」にも似たシルエットで、昨年の夏ごろに多くのアングラーが素晴らしい釣果をSNSなどにアップしたことで一躍有名になりました。
実際に私も数多くのシチュエーションで使ってみましたが、これがまた好釣果の連続。
昨年の私の釣果が、ほとんどこのルアーによるものであったのは言う由もありません。
釣れる魚は結構よいサイズ
フォールスティックが釣れるルアーであると同時に、もうひとつ注目すべき特徴が意外にグッドサイズのバスを連れてきてくれる点。
もちろん絶対に子バスがスレがかりしないという訳ではないのですが、釣れる魚の多くはキーパーサイズのナイスコンディションが多く、意外な釣果にビックリします。
私は3インチを使うことが多いですが、ことフォールスティックに関してはルアーのサイズに関係なくいつも大型の魚が釣れてくる気がします…。
「シークレットスカッパノン」っていう幻のカラーがあるんですが、これがメチャ釣れそうなカラーなんです。私はもったいなくて1度も使ったことがありませんが…。
フォールスティックのディテール
フォールスティックのスペックは大体こんな感じ♪
入り数 | 3インチ:10本/4インチ:8本 |
サイズ | 3インチと4インチ |
カラー | 6色 |
推奨フック | 3インチ:オフセットフック#2~#1・4インチ:オフセットフック#1/0~#2/0 その他、マス針もOK |
本体価格(定価) | 4インチ:770円/3インチ:700円 |
見た目に派手さはないものの、少なからずルアーのシルエットに隠された秘密があり、魚の捕食本能を極めて刺激する何かがあるのは間違いないでしょう。
事実、食ってくる魚の多くはフッキングポイントを確認するとルアーが深く飲み込まれていて、ガチ食いなのがまるわかりです。
どうやらマテリアル自体に知られざる秘密があるのだと私は感じています。
見た目
ボディには細かなリブが施されていて、水中でアクションさせるとわずかなクネりとともに微波動を造り出します。
ルアーの回収時などに早巻きで表層をひいてくると、これが強波動になってまるでバジングアクションを奏でるかごとくに引き波を立て、表層バイトを誘います。
過去にこれで釣れたことがあったので、早朝や夕方などのマヅメ時の時間帯ではトップウォータールアーとして趣向を変え、ノーシンカーなどで試してみるとよいかもしれません。
また、このルアーの最大の特徴として挙げられるのが、ボディの先端から先端まで沿うように設けられた溝。
オリジナルなラウンド形状であるがゆえにボディの弾力性も相まって、バイト時にフックポイントが魚の口に掛かりやすく、バラシにくい構造になっています。(ショートバイトで早合わせしても意外にフッキングしやすいです。)
この溝が、少なからず正確に水平フォールを促す要素となっていることも、釣れる条件のひとつなのかもしれません。
自重
サイズの割には意外とウェイトがあります。
3インチですと約3.3gなので、陸っぱりでは水路などの局面でノーシンカーやネコリグ、ジグヘッドといったライトリグでのタックルセッティングで好釣果につなげることができます。
対する4インチはアピール力重視で目に見えるストラクチャーを狙ったり、わりとバーサタイルな強気な釣りを展開できるのも魅力です。
カバー撃ちなどの局面では、ウエイテッドフックやジカリグを使ったスナッグレス性能の高いリグでも、意外なほどコンディションのよい思わぬ魚をキャッチできることもありますよ。
ウエイトはマテリアルに個体差がありますので、それぞれ若干の誤差があります。
フォールスティックのおすすめカラー
カラーバリエーションはいろいろあるのですが、私がおすすめするのは以下の2種類です♪
どちらもフィールドを選ばずコンスタントに釣果実績があります。
バーサタイルな「グリパンチャート」
多くのフィールドでは、水質を鑑みるとまず最初にどのカラーを投げればよいか迷いますよね…。
そんな時はグリパンチャートカラーで魚の反応が得られるかどうか探ってみてください。
一見するとアピールカラーに近い派手めなカラーであるがゆえ、マッディウォーターでしか反応が期待できないのではと思いますが、実はこのカラーはクリアウォーターでも抜群の釣果を叩き出すカラーです。
選択に迷ってしまう方はまず最初にこの色を投げてみて、反応がなければ次のカラーを試すといった具合にローテーションしてみてください。
ここぞ!が出番の「みみずぅ」カラー
「みみずぅ」カラーも本当によく釣れます♪
出しどころは、他のルアーでは全く反応が得られない窮地に立たされた状況で使うのが一番です。
マッディウォーターでもクリアな水質でも、なぜか最後にこのカラーを選択してデカバスにたどり着いたという実績が私の中ではかなり多いです。
フォールスティックでなかなかバイトが得られない時は、グリパンチャートと併用してこのカラーも多用してみてください。
よく釣れる理由
フォールスティックが釣れる理由をまとめますと、以下のような理由が挙げられます。
ジグヘッドリグで魅せるボトムノックアクション
ジグヘッドリグを使ってみるとわかるのですが、ボトムに着底した段階でボディが斜めに自立して直立姿勢を保ちます。
トゥイッチやジャークなどのアクションを織り交ぜると、ワームの先端がボトムに触れてチョンチョンと動き、まるでボトムをついばむ小魚のようなリアルな動きを演出。
このアクションこそがキモであり、釣れる最大の理由であると感じます。
キャスト精度が高く広範囲にサーチ可能
マテリアルにある程度のウエイトがあることで遠投ができるばかりか、狙いにくい場所へのピンポイントキャストも可能にします。
遠投性能から得られるサーチ能力の向上、キャスタビリティとの両立こそが、このルアーから得られる最大の恩恵です。
選べるリグの豊富さ
極めてシンプル、かつコンパクトなフォルムであるため、使えるリグの種類は多岐にわたります。
基本はテキサスやジカリグでボトムを這わせるような使い方がおすすめですが、ノーシンカーリグでフワフワと漂わせるような動きを期待する使い方も◎。
私は陸っぱりのランガンスタイルで動き回ることが多いのでジグヘッドリグを多用することが多いのですが、根掛かりが少なく、ルアーのロストも最大限に抑えられるので気に入っています。
何れにしてもさまざまなリグでよく釣れるので、1度釣れた方は色々試してみるとよいかと思います。
フォールスティックって、当たると本当にマジで爆釣しますからビックリしますよ♪
フォールスティックが釣れる理由まとめ
見た感じなんの変哲もない形をしたソフトスティックベイトなのですが、エンジンのフォールスティックには今まで幾度となく私は助けられました。
霞ケ浦水系の流入河川では、水門に投げ入れて一発大逆転のドラマフィッシュをゲットできましたし、超ハイプレッシャーな小規模野池でもデコらずに貴重な1匹を手にするキッカーベイトとして大いに活躍してくれたこともあります。
なぜこのルアーがよく釣れるのかという理由はまだまだ未知な部分も多いですが、価値のあるルアーなので、気になる方はぜひ購入して使ってみてくださいね!
よろしければ次回の記事もまたお読みいただければ幸いです。
フォールスティックのポテンシャルを紹介するよ!